もう若くない。
そう言うたびに、
何かを諦めている気がした。
40代・50代になると、
年齢という言葉が、
制限のように感じられることがあります。

体力
気力
時間
若い頃と比べて、
減ったものばかりが目につく。
でも本当に、
年を取ることは「失うこと」なのでしょうか。
それ、あなただけじゃありません
この年代になると、
こんな言葉が自然と口に出てきます。

- もう無理はできない
- 今さら始めても
- 若い人には敵わない
こうした言葉の裏には、
「できなくなった自分」への意識があります。
でも同時に、
気づかないまま増えているものもあります。
なぜ年を取ると“できないこと”ばかり見えるのか
① 若い頃の基準で比べてしまう
比較の相手が、
過去の自分になっている。
20代の体力
30代の勢い
その基準で今を見ると、
どうしても足りなく見えます。
でも、それは
同じ土俵ではないというだけの話です。
② 社会の言葉に引っ張られる
年齢を重ねると、
「衰える」というイメージが先に立ちます。
でも実際の人生は、
もっと立体的です。
得意なこと
避けたいこと
やらなくていいこと
選択肢は、むしろ増えています。
③ できないことのほうが分かりやすい
体力の低下や疲れは、
はっきり感じます。
一方で、
判断力や距離感のうまさは、
当たり前になって見えにくい。
だから「減った」ばかりに目が向く。

本当に増えているもの
年齢を重ねることで、
確実に増えているものがあります。
① やらなくていいこと

無理な付き合い
見栄
過剰な競争
若い頃は手放せなかったものが、
今は手放せる。
これは、
大きな自由です。
② 自分の限界を知っていること
無理をすればどうなるか。
頑張りすぎると何が起きるか。
経験として、
体が知っています。
だから危険を避けられる。
③ 満足できる基準
量より質。
速さより納得。
何があれば十分かが、
少しずつ分かってくる。
やりがちな勘違い
年齢を理由に、
すべてを諦める必要はありません。
同時に、
若い頃と同じことを
同じ形でやる必要もない。
大切なのは、
やり方を変えることです。
じゃあ、どう向き合えばいいのか
ポイントは、
「減ったもの」ではなく
**「選べるようになったこと」**を見ることです。
① できないことを数えない
できなくなったことより、
やらなくてよくなったことを見る。
② 今の体でできる形を探す
昔と同じ方法でなくていい。
今の自分に合う形に、
作り替えればいい。
③ 比べるなら他人ではなく昨日
昨日より少し楽か。
少し納得できているか。
それで十分です。

今日の「なるほど」
年を取ることは、
できないことが増えることではありません。
選ばなくていいことが増えることです。
それは衰えではなく、
整理が進んだということ。
40代・50代は、
失っていく時期ではなく、
軽くなっていく時期なのかもしれません。

ここまで読んでくださった方へ
この「大人の『なるほど』帖」は、
答えを押しつける場所ではありません。
少し視点を変えるための、
メモのようなものです。
また何か引っかかったとき、
ふと思い出してもらえたらうれしいです。


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